IWGPで育てられた26歳がIWGPアニメを好評する1の理由。

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石田衣良による人気シリーズ『池袋ウエストゲートパーク』通称 "IWGP" のアニメ版が10月より放送されている。

原作小説の累計発行部数は400万部を超えている。また、20年前の2000年には超豪華メンバーでドラマ化され、絶大な人気となった。現在でも、再放送してほしいドラマランキングでは必ずと言っていいくらいランクインしていた気がする。

 

アニメの方も、『GJ部』や『NEW GAME!』で有名な動画工房が製作を手掛けている。アニメ化が決まった際には、ネットニュースでも大きく取り上げられた。

 

そんな鳴り物入りIWGPだったが、残念なことに評価が悲惨なことになっている。prime videoでは、星1つが56%、全体で見ても星2の評価である。

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通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』や『異世界はスマートフォンとともに。』『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』の評価が星2.5だということを思うと、これがどれだけ低い評価かわかりやすいだろう。

加えて、星1つが50%以上の作品となると、探すのが困難なレベルである。

 

 

僕は、IWGPで育ったといっても過言ではないくらい、この作品の世界が好きである。好きな小説を聞かれれば「IWGP」と答えるし、好きなドラマを問われれば「IWGP」を挙げる。まぁ、好きなアニメで「IWGP」は上げないけど。

 

何と言っても、中学時代はIWGPを読んで「俺もGボーイズみたいな仲間が欲しい!」と、級友がテロリストから学校を守る妄想をしているなか、キングやマコトと一緒に池袋を散策する妄想をしていた。

原作を読んだ流れでドラマを鑑賞した時には、長瀬智也演じるマコトに惹かれ、憧れた。ファッションとか真似をしたいところであったが、圧倒的な体格差により断念をした。それでも、悪ぶったしゃべり方や「あーめんどくせぇ!」というような口癖にはしっかりと影響を受けていたと思う。好きなタイプの女性といえば、加藤あいになった。

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そんな人生の方向を決めるといっても過言ではない時期をIWGPと共に過ごし育ってきた僕は、星2つのアニメIWGPについて、良いアニメ化をしていると満足している。

 

というわけで本題です。どこが評価できるのか。

 

 

 

IWGPのアニメは、原作で言うとここ数年で発表された回を使っている。最近の原作を読んでいない人は知らないだろうが、昔は10代だったマコトやキングは今ではアラサーだ。

原作では、そんなアラサーの男たちが、当時と変わらないまま、様々な問題を解決している。Gボーイズに依頼が来て、キングがマコトを紹介して、マコトがGボーイズを使って懲らしめる。といった風に。

原作の方では、この流れを30にもなる男がまだやっているということで、なかなかきつい部分があるのだ。

 

 

それを若返ったアニメ版のマコトがやるとなると、結構良いものである。現在ホットなネタを、我々が憧れた15年前のマコトが動いて解決するのだ。アニメを見ると自分も少し若返った気分になる。まずこれが評価できるところ。

 

 

もう一つは低評価に対する反論である。低評価の中には「キャラが違う!」というものが多くある。しかし、それはドラマの影響を受けすぎだ。僕からしてみれば、原作のキャラを忠実に再現しているのはむしろアニメである。

確かに、窪塚洋介演じるキングは良かった。皆から愛されるような雰囲気を持ちつつも、謎のカリスマ性があった。しかし、原作小説のキングはとってもクールな感じで、しゃべると周りの空気が引き締まるという存在である。それをアニメ版で声優を務める内山昂輝は上手く演じていると思う。ドラマは原作ではない。星1つけている人はそこをはっきりと認識してほしい。

 

 

 

というわけで、僕はアニメIWGP楽しんでいます。繰り返しになるが、昔のマコト達が現代によみがえって来たようでとてもうれしいのだ。

皆さんも50%の星1の評価のことは忘れて、純粋な気持ちで見てほしい。prime videoで配信中だ。

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