シャニマスにおけるグレードフェスのテンションガシャ報告書。
本報告書は,ブラウザゲームプラットフォームenzaにおいて配信されている人気ゲーム,アイドルマスターシャイニーカラーズ (通称シャニマス) 内のコンテンツである,グレードフェスに関するものである。
結論から言うと,テンションの分布は各アイドルの位置ごとに異なっていることが示唆された。
シャニマスをプレイしない人にも伝えるため,序論部が長くなっているので,結論が見たい方は集計結果の方まで飛ばしてください。
グレードフェスとは,プレイヤーがプロデュースしたアイドルたちを編成し,他のプレイヤーの編成したユニットと競い合う,現在本ゲームにおけるメインコンテンツといえるものである。
そして,一定期間の内に他プレイヤーよりも高スコアを残すことで上位グレードへ昇格することができ,良い報酬をもらうことができる。
高スコアを残すためにプレイヤーたちは苦労してアイドルをプロデュースし,何度もフェスをプレイする。ここで重要となってくるのが,思い出アピールである。
思い出アピールとは,思い出ゲージと呼ばれるゲージがたまると放つことができる,某ゲームで言うアルティメット技のようなものだ。その中でも【第2形態アーマードタイプ】小宮果穂や【柔らかな微笑み】風野灯織の持つLv5思い出アピールの威力は強大であり,上位グレードへ上るには必要不可欠な存在となっている。実際に現在のトップ100にいるプレイヤーのセンターアイドルのほとんどはこの2人のアイドルのどちらかが占める。
さて,思い出アピールを放つためには思い出ゲージをためることが必要であることは述べたが,その思い出ゲージはゲーム開始時のテンションチェックといういわばくじ引きのようなもので,最初にどれだけたまっているかが決定される。
テンションは5段階に分けられており,テンションが最もノってる状態であれば大体3ターン目に思い出アピールを放つことができる。
序盤に自分だけが思い出アピールを放つことで,他のアイドルに大きく差をつけることができるため,自身が高テンションであること,他アイドルが高テンションではないことは高スコアを出すための前提条件となっている。
しかし,現在シャニマスプレイヤーの中で「自分とライバルでテンションの確率が違う」「他と比べて自分は高テンションになりにくないか?」といった声がしている。実際自分もプレイしていて,テンションが高い時が少なくないかと感じる。
そこで,今回,グレードフェスにおけるテンションチェックの傾向について集計を取ったので,その結果を報告しようと思う。
集計結果
グレード6におけるテンションチェック50回分を集計対象とした。
集計には以下のユニットを利用した。
集計は,自分と各ライバルの配置毎に分けて行った。配置ごとの割り振りについては以下のように自分の下をアイドルA,その下をB……という風にした。
2日に分けてプレイした為,時間帯については統一しなかった。
テンションの状態は最高を赤,以下テンションが一段階下がるごとに,黄・緑・青・紫として以下示す。
下の図で,50回分の各アイドルごとのテンションチェックの結果を示した。
見てわかる通り,明らかにアイドルごとにテンション分布が異なっている。
統計的分析をかけたわけではないが,視覚的に,自分とアイドルEは,大体緑を中心とした正規分布を示している。一方で,アイドルAとアイドルCは,テンションが他と比べて高くなるような,形としてはポアソン分布のグラフに似たものを示していた。残ったアイドルB,Dはその逆で,テンションが明らかに低くなるように偏っていた。
と,まぁこんな感じでただ結果だけ乗せたが,すべてのアイドルで完全にランダムというわけではなく,各アイドルの配置ごとに異なった確率を持つテンションガシャをひかされている可能性が示唆された。
そして,私たちが「自分のアイドルはテンションが低く出る」と嘆いているが,実際に泣きたいのは,アイドルBとDであった。
しかしながら,まだ50回分の結果である。そして,見てわかるように,重要な赤状態のテンションは度数だけ見ると自分のアイドルが同率で1位となっていた。もしかしたら,そこまで悲観的になることもないのかもしれない。
今後も,プレイするたびに集計を行い,もっとデータ数を増やし,分布における確実な傾向をつかめるようになればと思う。
グレード7目指して頑張りましょう。(現在残留組より)
※追記
集計期間は,8/28-29 Viフェスのイルミネアンティーカ強化期間であった。