僕にガム乞食するのはやめてください。

私立大学文学部へ入学した学生のこれまでとカリスマブロガーになるまで。

コリンズらの魔法湖の文章について。

入試まで1週間を切っています。相変わらず,専門教科についてはヤマを張っています。そのヤマも狭くなってきているのですが。

やはり英語が勝負になりそうです。そろそろ英語にも手を付けます。すみません、まだ手を付けていなかったもので。

 

 

さて、そんな時期にするブログ更新ですので心理学についてのお話にします。

 

 

認知心理学分野で文章理解に関する範囲です。

文章理解において、その文章で書かれている場面についての知識や経験 (スキーマとかスクリプトって表現できる) を創造しながら理解していくわけです。

 

例えば、コリンズらの実験で用いられた文章にこんなものがあります。

 

彼は窓口にぽんと5ドルを投げた。彼女は彼に2ドル50セント渡そうとしたが、彼は受け取らなかった。その後彼らが中に入ったとき彼女は彼にポップコーンの袋を買った。 

 

この文章について皆さんはどのような解釈をしましたか? 僕が初めて読んだときは、まず"彼"が客で"彼女"は何らかの窓口のお姉さんかなと。そして代金を払ってお釣りを渡そうとしたけど、「釣りはいらねぇ」みたいなかっこいい場面と想像します。

しかし、その後の文章で彼女がまだ彼と一緒にいることに気が付きます。ここで僕は,想像していた場面を構成しなおしました。あぁ、"彼女"は連れで彼女の分も料金を払ったのかと。そして、優しい彼女はお礼にポップコーンを買ったのかと。ということは映画館での一場面かなぁって。

 

 

 

大体こんな感じでしょう。このように最初の文章では料金を支払う場面っていうものを思い起こしてそれに従って読み進めていき、展開によってその仮定を修正していくのです。

 

 

 

と、なんとなく理解できると思いますが、問題は次の文章なんですよ。これも同じ実験で用いられた文章です。これがまた僕にとっては面白くて。

 

ジョンとビルが魔法湖でボートを浮かべていると遠くにコーヒーの缶が浮いているのが見えた。ビルは「あそこに行って拾ってみよう」といった。そこにつくと、ジョンがそれを拾い、中を見ながら「あれ、缶の中に石が入っている」といった。ビルは「あぁ、誰かがそこに浮かべておきたかったんじゃないかな」といった。

 

この文章、意味が通じないものの例として挙げられているんですよね。だって缶が浮いているのに中に石が入っているんですよ。普通に考えたら意味が分かりませんよね。

でも、僕、この文章を最初に読んだとき、さっきの映画館の文章みたいに何もおかしな点なんてないと思ったんですよ。僕の思考を紹介しますね。

 

 

まず、"魔法湖"というワードで、僕の中で"魔法湖"についてのスキーマがでてきたんですよ。何か不思議な力が働く場所で二人はいるのだと。そして出てきた缶。拾うと中には石が!

ここで僕は「この湖に働いている魔法は浮くものと沈むものが逆転するのか!」という結論に至るんです。ということはこいつらのボートもコンクリートでできているのかなぁとか。

 

 

 

変ですかね? ほかの人に話したことはないのですが、この文章における僕の理解過程皆さんと同じではなかったですか?

 

 

 

 

話は少し変わりますが、美少女ゲームをしていると、こういう文章理解について支障が生じるといわれたことがあります。美少女ゲームって、結構設定がすべてなんですよね。意味が分からないような設定を読者に押し付けてそれについて何の説明もないまま話が進むという。

 

そして読者も与えられた設定に対して疑問を抱くことなく、この世界ではそういうものなのかと読み進める。

 

こういう風にありえない設定について疑問を抱かないという症状が魔法湖の文章にも働いちゃったのかなって。

 

 

 

それでは、図書館が閉まるその前に今日のノルマである英語過去問を読むとします。

 

 

チャオ~.